牧師のエッセイ
祝祷の言葉について
祝祷の言葉について石井智恵美 毎回、礼拝の最後に行っている祝祷の言葉について、ご質問があったのでお答えしようと思います。「サラとアブラハムの神の祝福と、マリアより生まれ給いし主イエス・キリストの愛と、母のごとくわれらを育くむ聖霊の助けとが、...
受難日祈祷会
受難日祈祷会石井智恵美 今年の受難日祈祷会は、イエスの十字架上の7つのことばの黙想を行いました。それに加えて消火礼拝(ろうそくの火を朗読の後にひとつずつ消してゆく)を行い、朗読の後に讃美歌を歌いました。7つの言葉は次の通りです。① 「父よ、...
世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい
世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい石井智恵美 教区の2・11「信教の自由を守る日」集会の講演会「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」と題する森達也さんのお話を聞いてきました。TVディレクターだった森さんは、1995年阪神淡路の大震災...
尊厳ワークショップ
尊厳ワークショップ石井智恵美 先日、農伝で開催された「尊厳ワークショップ」(講師:ジェフリー・メンセンデイークさん・桜美林大学チャプレン・ドナ・ヒックス著『尊厳のリーダーシップ』翻訳者)に参加しました。皆さんは、「尊厳」とは何だと思われます...
心のまど
心のまど石井智恵美 久しぶりに牧師エッセイを書いてみようと思います。コロナ禍の中で、少しでも教会員・求道者のみなさんとつながりを持てればとはじめた牧師エッセイ「まど」でしたが、2022年2月にNo.6 で終わっていました。昨年、ようやくコロ...
コロナ禍における信仰生活
コロナ禍における信仰生活石井智恵美 コロナ禍で対面礼拝が行えない中、わたしたちはどのように信仰生活を送るべきでしょうか。本当はみんなにじかに会って、つながりあうところで信仰が励まされ養われてゆくのに、と多くの人は思っているはずです。人と人が...
養生ということ
養生ということ石井智恵美 オミクロン株によるコロナ感染が増えて、対面礼拝がまたしても休止となり、そこで「まど」も再開することになりました。 先日、知り合いの方からオンラインの読書会の案内があり、参加しました。そのテーマが「養生の思想」だった...
礼拝の一回性
礼拝の一回性石井智恵美 8月の終わりに皆様にコロナ禍の教会についてのアンケートを行いました。様々な意見が寄せられて大変参考になりました。その中で、印象に残った意見の一つが「礼拝の一回性」ということです。 その方が洗礼を受けた時の牧師からの勧...
音楽の力
音楽の力石井智恵美 近頃、気に入っているテーマ・ソングがあります。武満徹作詞・作曲の「明日ハ晴レカナ、曇リカナ」です。 「きのうのかなしみ 今日のなみだ 明日ハ晴レカナ、曇リカナ きのうのくるしみ 今日のなやみ 明日ハ晴レカナ、曇リカ...
キリストの美しさー桜桃忌に寄せて
キリストの美しさー桜桃忌に寄せて石井智恵美「私はキリストの美しさのみを信じる」―太宰治がこういう言葉を残していたと知ったのは、高校の時、熱狂的な太宰ファンの先輩からでした。それから興味を持って読むようになりましたが、それほど好きにはなれませ...
まどを開いて
まどを開いて石井智恵美牧師 コロナ禍が始まってからもう1年がすぎようとしています。私が三鷹教会に赴任したのが、昨年の4月ですから、コロナ禍の中で三鷹教会の牧会を任されることになりました。緊急事態宣言下でまさかの日曜礼拝の休止。教会生活の基本...